世界の通貨の種類

世界の通貨の種類

世界には多くの種類の通貨がありますが、そのなかで、私たちに一番なじみのある通貨が米国のドル(米ドル)でしょう。米ドルは外国為替市場でもっとも多く取引されており、ニュースや情報も非常に多いので、個人でも取引しやすい通貨です。まずは米ドルから外貨投資をはじめる方も非常に多く見られます。

米ドルは世界の基軸通貨

米ドルは世界の「基軸通貨」です。基軸通貨とは、国際間の貿易で取引通貨として使われたり、各国の外貨準備通貨として蓄えられたりする国際通貨のことをいいます。第二次世界大戦までは世界貿易の中心であった英国のポンドが基軸通貨でしたが、第二次世界大戦直後の新たな国際通貨体制への移行を機に、米ドルがポンド取って代わりました。

 

以降は、「有事のドル買い」といわれ、世界を不安定にするような事件が起きると資産を米ドルに換える動きが強まりました。しかし、2001年9月い11日に米国で起きた同時多発テロ以降は、再びテロが起きれば米国が標的にされるという懸念から、有事には米ドルが売られる傾向になっています。

 

米ドル円の為替レートを長い期間で見ると、1985年の「プラザ合意」が重要な節目になっています。プラザ合意とは、85年9月に主要5力国の蔵相・中央銀行総裁がニューヨークのプラザホテルに集まり「協調介入によるドル高の是正」を決めたことです。

 

これにより、81年から85年9月まで続いたドル高基調がドル安基調に転換しました。その後は、長期的なドル安のトレントになり、95年4月19日には1ドル=79円75銭という超円高を記録しました。

米国発の金融危機が円高ドル安を誘発

さて、チャートを見てください。2001年以降の米ドル円の為替レートは、4つの中期的なうねりを示しています。04年の秋から07年夏までは上下に変動しながらも、全体的に円安・ドル高傾向か続いていました。

 

ところが、07年6月以降、サブプライムローン問題が表面化し、続いて08年夏にりIマンーブラザーズの経営破綻が明らかになると、円高ドル安傾向が一気に加速。一時は13年ぶりに1ドル87円台を記録するなど、世界中が金融不安に陥りました。

 

現在も予断を許さない状況であり(09年4月)、09年1月に就任したバラクーオバマ米大統領による金融安定化政策に世界中が注目しているところです。このように、米ドル円の為替レートを動かす要因はその時々で変わりますが、一般的には日本よりも米国で起きた経済的な要因に強く影響されます。

株、為替ともに先週までの上昇によって為替相場でドル円は上昇し、日経平均は震災前の水準に接近したこと、週末の米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を大きく下回る増加にとどまったことなども加わり、一旦は達成感が意識される。国の方針転換によって停止中の原発の再稼動が難しくなるなか、経済への悪影響が表面化してくる懸念などが上値抑制要因として警戒される。